【施工管理の仕事内容とは?】現場で実際にやっていることをわかりやすく紹介

「施工管理って、実際なにをする仕事なの?」
名前は聞いたことがあるけど、仕事内容がよく分からない…
そんなふうに感じている方も多いのではないでしょうか。

特に女性の場合、建設業や現場仕事に対して、体力的にきつそうというイメージを持たれがちです。また、現場仕事=実際に作業をする人、という印象が強く自分がその中でやっていけるのか、不安を感じる方も少なくありません。そのため、興味はあっても「自分にできるのだろうか」と一歩踏み出せずにいるケースも多い職種です。

でも実は、施工管理の仕事は“作業をする人”ではなく、現場をスムーズに回す“調整役”。
今回は、施工管理の基本的な仕事内容から、1日の流れ、向いている人の特徴まで、できるだけ分かりやすくお伝えします。

この記事は、以下の方におすすめ!!

  • 施工管理の仕事内容を知りたい
  • 女性でも本当に働けるか不安を感じている方
目次

現場で本当に大切な「4つの管理」とは?

施工管理に求められているのは、
現場で作業をすることではなく、工事が「安全に・予定通り・きれいに」進むように管理することです。
主に、次の4つの管理が軸になります。

①工程管理

まず工程管理とは、工事を計画通りに進めるための管理のことです。あらかじめ作成した工程表をもとに、材料や作業員の手配を行い、工事に遅れが出ていないかを常に確認します。もし遅れが発生した場合は、どの工程で調整すれば取り戻せるのかを考え、素早く対応することが求められます。屋外での工事では天候の確認も欠かせず、工程管理がしっかりしているかどうかで、現場の流れが大きく変わります。

②安全管理

安全管理は、4つの管理の中でも最も重要な役割です。作業員に危険が及ばないよう、あらかじめ危険な作業や場所を周知し、安全対策を徹底します。設備や機材、保護具の点検や整備、朝礼での注意喚起、現場巡回による危険箇所の確認など、日々の積み重ねが事故を防ぎます。建設現場は常に危険と隣り合わせであり、工期を守ることだけでなく、事故なく工事を終わらせることが何よりも大切です。施工管理者が率先して安全管理に取り組んでいる会社ほど、現場全体の安全意識が高まり、結果として労働災害のリスクも低くなります。

③品質管理

品質管理は、工事が設計図書の内容に沿って正しく行われているかを確認し、決められた品質を確保するための管理です。作業ごとに写真を撮って記録を残し、不具合や施工ミスがないかを確認します。品質管理が行き届いている現場は、お客様の満足度が高く、結果として会社の信頼や評判にもつながります。また、品質を安定させるためには、工程管理がきちんとできていることが前提となります。

④原価管理

原価管理は、工事にかかる費用を予算内に収めるための管理です。人件費や材料費などの必要経費を把握し、無駄なコストを抑えながら工事を進めていきます。建設工事ではあらかじめ予算が決められているため、原価管理を怠ると、工事が終わっても利益が残らず赤字になる可能性があります。会社として継続して仕事をしていくためにも、原価管理は欠かせない要素です。

この4つの管理を意識して現場を動かすことで、安全で品質の高い工事を行いながら、信頼される仕事を積み重ねていくことができます。

未経験からでも活躍できる施工管理の業種

施工管理は、経験者だけの仕事というイメージを持たれがちですが、実は未経験からスタートできる現場も多くあります。建設業界といっても分野は幅広く、さまざまな業種で施工管理が必要とされています。

未経験から関わりやすい主な工事分野

  • 建築工事(建物を建てる・直す仕事)
  • 土木工事(道路や外構などの工事)
  • 内装工事(店舗やオフィス、住宅の内装工事)
  • 設備工事(電気・水道・空調などの工事)
  • 改修・リフォーム工事(既存建物をきれいにする工事)

未経験者を採用していることが多い会社・業種

  • ゼネコン(総合建設会社)
  • ハウスメーカー
  • 電気通信建設会社
  • 内装・リフォーム会社
  • 塗装・防水会社

施工管理は、現場で作業をするだけの仕事ではなく、段取りや確認、コミュニケーションが中心となる仕事です。そのため、未経験からでも少しずつ知識を身につけながら成長できる環境が整っている会社も最近では多くなってきたように感じます。

異業種からの転職や女性のチャレンジもしやすい職種と言えます。

施工管理の1日の流れ(例)

現場や職種によって違いはありますが、ある1日の流れをご紹介します。

STEP

・施主・元請けと1日の流れを確認
・作業員に駐車場、工事場所、トイレ、喫煙所、休憩場所を共有
・他業種の管理者と打ち合わせ
・朝礼、KY活動

STEP
日中

・書類の提出、写真撮影
・安全管理、現場の見回り
・安全パトロール対応
・清掃や現場の整理整頓

STEP
工事終了前

・忘れ物がないか確認
・材料置き場が整理されているかチェック
・施主・元請けに工事終了の連絡

そして休憩は、
1回目/10:00〜10:30
2回目/12:00〜13:00
3回目/15:00〜15:30
と、合計120分ほど取る会社や現場も多いです。
施工管理の大切な役割のひとつが、作業をしてくれている職人さんの体調管理です。

特に夏場は熱中症のリスクが高くなるため、現場の状況や気温を見ながら、予定されている休憩時間に加えてこまめに声をかけ、休憩を取ってもらうこともあります。「無理をしない」「安全に1日を終える」ことが、現場全体の安全と信頼につながっていく——それも施工管理の大切な仕事です。

まとめ|施工管理は「現場を支える仕事」

施工管理は、現場で実際に作業をする仕事ではありません。人と人をつなぎ、工程と工程を調整しながら、現場全体が安全に、そしてスムーズに進むよう支える役割です。経験や専門知識は入社後に少しずつ身についていくものなので、最初から完璧である必要はありません。未経験であっても、女性であっても、これまでに培ってきた社会人としての経験やコミュニケーション力は、必ず現場で活かされます。
「建設業は自分には無理かもしれない」と感じている方にこそ、施工管理という選択肢があることを知ってもらえたら嬉しいです。

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